「一貫性を追求する」ビジョナリーカンパニーから

今回も「ビジョナリーカンパニー」からです。

前々回の「ANDの才能」や前回の「BHAG」とともに、第10章では「一貫性を追求する」ことの大切さも述べています。

「ビジョナリーカンパニー」の中では

『一貫性』というのは、基本理念と目標とする進歩のために、会社の動きのすべての部分が協力し合っていることを意味する。(基本理念と進歩をビジョンと言い換えてもいい。)

と書いてあります。

これは全社員のベクトルが同じ方向を向いているということだと考えます(だからといって多様性が無いわけはなく進歩のためのアイデアも必要とされています)。

そのためには、会社の意志、考え方を組織の隅々にまで浸透させなければなりません。

言葉にするのは簡単ですがなかなか難しいですよね。
でも理想を掲げ目指すことは大切なことだと思うのです。

では、一貫性を追求するためにはどうすればいいのか。

本書の中では小さなことの繰り返し、積み重ねであると書かれています。

以下「ビジョナリカンパニー」からの抜粋です。

従業員は日々の仕事で「大きな全体像」に取り組んでいるわけではない。会社とその事業の中のごくごく小さな細部に取り組んでいるのだ。大きな全体像が役に立たないというのではない。そうではなく、従業員に強い印象を与え、力強いシグナルを送るのは、ごく小さなことであり、この点を確認しておくべきなのだ。

従業員は職場環境にあるシグナルなら、大きなものでも小さなものでもすべてを認知し、自分がどのように行動すべきかを考える材料にしている。従業員は小さなことを見逃さない。《中略》従業員は会社のビジョンを信じたいと思っている。しかし、ささいな点に言行不一致があると、それを見逃さない。「そら見ろ、お偉方は煙幕をはっているだけなんだ。心にもないきれいごとを言っているだけなんだ」

「口では、聞こえの良いことを言っても実際は違うじゃないか」ということは良くあると思います。

現実には理想を曲げてでも対応しないといけないこともあるでしょう。

でも、そのような状況の中でも「一貫性を追求して」乗り越える方法を探し出し、進んでいくことで成長への道が開けるのではないでしょうか。

最後に、本書の中で基本理念について、書かれていた箇所を紹介します。

基本理念は模造することはできない。自社の内側を見つめ、見つけ出すしかない